長崎県議会 > 2022-07-01 >
07月01日-06号

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  1. 長崎県議会 2022-07-01
    07月01日-06号


    取得元: 長崎県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-13
    令和 4年  6月 定例会令和4年6月定例会                  令和4年7月1日               議事日程                              第26日目-----------------------------------  1 開議  2 第87号議案上程  3 知事議案説明  4 第87号議案 質疑・討論、採決  5 第81号議案乃至第83号議案 質疑・討論、採決  6 委員長審査結果報告、質疑・討論、採決  7 意見書等上程、質疑・討論、採決  8 議員派遣第89号上程、採決  9 議長辞職の件 10 議長選挙 11 議会閉会中委員会付託事件の採決 12 閉会令和4年7月1日(金曜日)出席議員(45名)     1番  宮本法広君     2番  石本政弘君     3番  赤木幸仁君     4番  中村泰輔君     5番  饗庭敦子君     6番  堤 典子君     7番  清川久義君     8番  坂口慎一君     9番  千住良治君    10番  下条博文君    11番  山下博史君    12番  北村貴寿君    13番  浦川基継君    14番  久保田将誠君    15番  中村一三君    16番  宮島大典君    17番  麻生 隆君    18番  川崎祥司君    19番  山口経正君    20番  吉村 洋君    21番  坂本 浩君    22番  深堀ひろし君    23番  大場博文君    24番  近藤智昭君    25番  宅島寿一君    26番  山本由夫君    27番  松本洋介君    28番  ごうまなみ君          欠番    30番  中島浩介君    31番  前田哲也君    32番  堀江ひとみ君    33番  溝口芙美雄君    34番  中山 功君    35番  小林克敏君    36番  山口初實君    37番  山田朋子君    38番  西川克己君    39番  浅田ますみ君    40番  外間雅広君    41番  徳永達也君    42番  中島廣義君    43番  瀬川光之君    44番  坂本智徳君    45番  田中愛国君    46番  八江利春君-----------------------------------説明のため出席した者  知事             大石賢吾君  副知事            平田修三君  副知事            平田 研君  統轄監            柿本敏晶君  危機管理監          多田浩之君  企画部長           浦 真樹君  総務部長           大田 圭君  地域振興部長         早稲田智仁君  文化観光国際部長       前川謙介君  県民生活環境部長       貞方 学君  福祉保健部長         寺原朋裕君  こども政策局長        田中紀久美君  産業労働部長         松尾誠司君  水産部長           川口和宏君  農林部長           綾香直芳君  土木部長           奥田秀樹君  会計管理者          吉野ゆき子君  交通局長           太田彰幸君  地域振興部政策監       渡辺大祐君  産業労働部政策監       村田 誠君  教育委員会教育長       中崎謙司君  選挙管理委員会委員長     葺本昭晴君  代表監査委員         下田芳之君  人事委員会委員        本田哲士君  公安委員会委員長       山中勝義君  警察本部長          中村 亮君  監査事務局長         上田彰二君  人事委員会事務局長労働委員会事務局長併任)                 大崎義郎君  教育次長           狩野博臣君  財政課長           小林 純君  秘書課長           大瀬良 潤君  選挙管理委員会書記長     大塚英樹君  警察本部総務課長       車 康之君-----------------------------------議会事務局職員出席者  局長             黒崎 勇君  次長兼総務課長        藤田昌三君  議事課長           川原孝行君  政務調査課長         濱口 孝君  議事課課長補佐        永尾弘之君  議事課係長          山脇 卓君  議事課会計年度任用職員    天雨千代子君-----------------------------------     -午前10時0分 開議- ○議長(坂本智徳君) 皆様、おはようございます。 ただいまから、本日の会議を開きます。 この際、知事より、第87号議案の送付がありましたので、これ上程いたします。 ただいま上程いたしました議案について、知事の説明を求めます-知事。 ◎知事(大石賢吾君) 〔登壇〕本日、提出いたしました追加議案について、ご説明いたします。 第87号議案は、長崎県副知事の選任について議会の同意を得ようとするものであります。 副知事といたしまして、平田 研君を選任しようとするものであります。 適任と存じますので、ご決定を賜りますよう、よろしくお願いいたします。 以上をもちまして、本日提出いたしました議案の説明を終わります。 何とぞ、適正なるご決定を賜りますよう、お願い申し上げます。 ○議長(坂本智徳君) お諮りいたします。 ただいま上程いたしました第87号議案につきましては、委員会付託並びに質疑・討論を省略し、直ちに採決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(坂本智徳君) ご異議なしと認めます。 よって、直ちに採決いたします。 本議案は、原案のとおり、副知事として、平田 研君に同意を与えることの賛否について、表決ボタンをお押し願います。 間もなく、表決を終了いたします。 これにて、表決を終了いたします。 賛成多数。 よって、第87号議案は、原案のとおり、同意を与えることに決定されました。 次に、第81号議案「長崎県教育委員会の委員の任命について議会の同意を求めることについて」を議題といたします。 お諮りいたします。 本議案は、質疑・討論を省略し、直ちに採決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(坂本智徳君) ご異議なしと認めます。 よって、直ちに採決いたします。 本議案は、原案のとおり、委員として、嶋崎真英君に同意を与えることにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(坂本智徳君) ご異議なしと認めます。 よって、第81号議案は、原案のとおり、同意を与えることに決定されました。 次に、第82号議案「長崎県人事員会の委員の選任について議会の同意を求めることについて」を議題といたします。 お諮りいたします。 本議案は、質疑・討論を省略し、直ちに採決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(坂本智徳君) ご異議なしと認めます。 よって、直ちに採決いたします。 本議案は、原案のとおり、委員として、辻 良子君に同意を与えることにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(坂本智徳君) ご異議なしと認めます。 よって、第82号議案は、原案のとおり、同意を与えることに決定されました。 次に、第83号議案「長崎県収用委員会の委員の任命について議会の同意を求めることについて」を議題といたします。 お諮りいたします。 本議案は、質疑・討論を省略し、直ちに採決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(坂本智徳君) ご異議なしと認めます。 よって、直ちに採決いたします。 本議案は、原案のとおり、委員として、楠本愛君、山口雄二君に同意を与えることの賛否について、表決ボタンをお押し願います。 間もなく、表決を終了いたします。 これにて、表決を終了いたします。 賛成多数。 よって、第83号議案は、原案のとおり、それぞれ同意を与えることに決定されました。 これより、さきに各委員会に付託して審査をお願いいたしておりました案件について、審議することにいたします。 まず、総務委員長の報告を求めます。 北村委員長-12番。 ◆総務委員長(北村貴寿君) (拍手)〔登壇〕総務委員会の審査の結果並びに経過の概要について、ご報告いたします。 本委員会に付託されました案件は、第72号議案「長崎県の事務処理の特例に関する条例の一部を改正する条例」ほか5件であります。 慎重に審査いたしました結果、議案につきましては、いずれも異議なく、原案のとおり、可決、承認すべきものと決定されました。 以下、本委員会で論議がありました主な事項について、ご報告いたします。 まず、第86号議案「職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例」のうち関係部分に関し、「育児休業取得回数制限の緩和」及び、「会計年度任用職員育児休業の取得要件の緩和」と、子育てと仕事の両立のため、またひとつ環境整備が整ったと思っているが、どの程度、この育児休業を取得しているのかとの質問に対し、令和3年度の実績で、正規職員では、男性が25名、女性が39名取得している。会計年度任用職員では、女性が5名取得しているとの答弁がありました。 次に、議案外の所管事務一般で論議がありました主な事項について、ご報告いたします。 まず、警察本部関係について、交通事故防止に関し、横断歩道で人が待っていた場合、運転者は一時停止をしなければならないと法令で定められているが、県内の横断歩道における停止率はどうかとの質問に対し、令和3年中、信号機のない横断歩道での停止率は、32.9%であり、全国平均の30.6%を上回っているとの答弁がありました。 これに対し、長野県では停止率が85.2%で、ほとんどの運転者が停止をしている。理由として、横断を終えた歩行者が一礼し、感謝の意を伝えることが習慣になっているとのことである。 横断後の会釈や一礼により、停止率がさらに高まっていくと思うが、こういった県民運動をどのように受け止めているかとの質問に対し、歩行者と運転者がお互いを尊重するような機運、思いやりの心を持って行動することが、交通安全に資するものと考えている。 本県においても、引き続き、「安全横断手のひら運動」を推進し、こうした機運を醸成していきたいとの答弁がありました。 次に、企画部関係について、長崎空港からIRへの海上輸送に関し、インバウンドや県外からの誘客については、長崎空港が重要な交通拠点と考える。空港からIRまでの輸送計画はどのようになっているのかとの質問に対し、IRへの純来訪者数は673万人を予定しており、長崎空港の利用者は、150万人弱の増加になると考える。また、長崎空港の利用者のうち、約7割が海上輸送でIRに移動し、残り3割がバス等の陸上の交通手段を用いて移動するものと想定しているとの答弁がありました。 これに対し、大村湾の既存の航路事業者とはどのように調整をしているのかとの質問に対し、IR事業者を昨年8月に選定して以降、区域整備計画を作成するまでの間、航路事業者、漁協等と様々な意見交換、調整を行っている。計画している海上輸送についても、既存の航路事業者と協議を行っていると報告を受けているとの答弁がありました。 さらに、船舶の運航については、現在どのような計画になっているのか。また、来訪者の受け入れに当たり、大村港旅客ターミナル待機スペースや船内におけるおもてなし、快適性も大変重要であると考えるが、旅客ターミナル、船舶についてはどのような計画になっているのかとの質問に対し、船舶については、現在、長崎空港とハウステンボス間を約50分で運航しているが、30分で運航できる高速船と、約70分をかけて大村湾を周遊する遊覧船の運航を予定している。 ターミナルについては、IR事業者が整備することとなっているが、IRを疑似的に体験できるブースを設けるなど、最先端技術の設備を用意する計画になっている。 また、遊覧船は70分の航行時間があるので、客室内のモニターでIR施設の紹介をする等の演出等について、今後、IR事業者と調整したいとの答弁がありました。 次に、地域振興部関係について、県庁舎跡地に関し、広場について、演奏会などの利活用が検討されているが、雨、風への対応は検討されているのかとの質問に対し、天気や気温を考慮すると、本格供用においては、一定の建物等を配置する検討は必要と考える。その検証のため、暫定供用時においては、県民と協力し合って、いろいろな条件のもと、演奏会等の催しを幅広く実施して、ご意見をお伺いしていきたいとの答弁がありました。 また、暑さ対策のため、給水環境も配慮いただきたい。最近は、SDGsの観点から、マイボトルを積極的に活用される方もいるため、マイボトル専用の給水機について、各行政機関が採用しているようなので、検討いただきたいがどうかとの質問に対し、暫定供用期間中における民間によるケータリングカー等の利用状況も踏まえながら、幅広くご意見をお伺いし、必要性について総合的に検討したいとの答弁がありました。 さらに、旧第三別館について、基本構想の中に、「建物などの歴史に触れ、平和への想いを深める場にしたい」という記載があるが、県の見解はどうかとの質問に対し、保存や活用を求める意見もいただいているが、安全面などに配慮する必要があり、今年度、構想案に記載している改修方法ごとの概算費用や、課題を整理することとしている。今後、暫定供用時の利用状況も検証しながら、県庁舎跡地全体の機能の配置を検討する中で、安全性、費用、役割、利活用ニーズ等を考慮しながら、総合的に議論を重ね、引き続き検討していきたいとの答弁がありました。 次に、総務部関係について、基地対策を担う組織の創設に関し、前畑弾薬庫の移転など基地対策がなかなか進まず、地元でも危機感がある中、もっと急いでもらいたいという思いがあり、対応する専門的な組織を一日も早くつくっていただきたいと考えるがどうかとの質問に対し、組織設置に向けて前向きに議論を進めていきたいと考えている。組織を設置する以上は、具体の業務や人員配置等を整理する必要もあるので、しっかりと中身の検討を進めていきたいとの答弁がありました。 次に、ふるさと納税に係る返礼品に関し、真珠は高額な装飾品として、返礼品から一時外された時期があったが、長崎伝統の水産加工品であり、地域の生産を守るとの観点から、地場産品として返礼品に加えるよう要望活動が行われ、令和元年から再び加えられた。今回、長崎の真珠の生産量が日本一を奪還したこともあり、多くの皆様に返礼品として利用していただきたいと思っているが、利用状況はどうかとの質問に対し、令和元年度は、9件で約94万円、令和2年度は、20件で約280万円、令和3年度は、43件で約491万円となっているとの答弁がありました。 これに対し、件数も額も徐々に上がっており、返礼品として希望する方が多いこともわかっているので、生産量日本一をPRして、生産・加工・販売者とも連携を取りながら、さらに栄えていくように取り組んでいただきたいとの意見がありました。 最後に、別途、本委員会から、「地方財政の充実・強化について」の意見書提出方の動議を提出しておりますので、併せてよろしくお願いいたします。 以上のほか、一、ニセ電話詐欺対策について、一、運転免許証自主返納の支援について、一、MaaSの進捗について、一、長崎県地域公共交通活性化協議会の設立について、一、新幹線のフル規格化について、一、原子力防災対策について、一、長崎県公式LINEについてなど、総務行政全般にわたり活発な論議が交わされましたが、その詳細については、この際、省略させていただきます。 以上で、総務委員会の報告といたします。 議員各位のご賛同をいただきますよう、よろしくお願いいたします。(拍手) ○議長(坂本智徳君) この際、念のため申し上げます。 本委員会と文教厚生委員会に分割して付託いたしておりました第86号議案「職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例」につきましては、文教厚生委員長の報告終了後に、一括して審議することにいたします。 お諮りいたします。 各議案は、質疑・討論を省略し、直ちに採決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(坂本智徳君) ご異議なしと認めます。 よって、直ちに採決いたします。 各議案は、委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(坂本智徳君) ご異議なしと認めます。 よって、議案は、それぞれ原案のとおり、可決、承認されました。 次に、文教厚生委員長の報告を求めます。 下条委員長-10番。 ◆文教厚生委員長(下条博文君) (拍手)〔登壇〕文教厚生委員会の審査結果並びに経過の概要について、ご報告いたします。 今回、本委員会に付託されました案件は、第86号議案「職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例」のうち関係部分の1件であります。 慎重に審査いたしました結果、議案につきましては、異議なく、原案のとおり、可決すべきものと決定されました。 以下、本委員会で論議がありました主な事項について、ご報告いたします。 まず、総務部関係所管事項について、体罰に係る実態調査等に関し、私立学校における体罰の実態調査において、令和3年度は前年度の認知件数等より増加したとの調査結果が出ているが、体罰・いじめ根絶に向けて、どのような取組を行っているのかとの質問に対し、県では、校長会・教頭会での啓発に加え、教頭・副校長との面談などを行い、他校の情報等を紹介し、新しい気づきを持ってもらうよう取り組んでいる。また、いじめ対策として、今年度から新たに、公私立の教頭を対象に研修を行い、それを自校の教職員に伝達する「伝達研修」の取組も行っている。 今後も、校長会・教頭会等あらゆる機会を捉え、体罰・いじめの根絶に向けて、私立学校教職員の意識の徹底を図っていきたいとの答弁がありました。 次に、教育委員会関係所管事項について、スクールソーシャルワーカー労働環境に関し、増加する不登校児童生徒への支援を行うスクールソーシャルワーカーの役割が、今後ますます大きくなる中、厳しい労働環境を理由に離職する方が多いと聞いている。県内全てのスクールソーシャルワーカー労働環境の実態を調査し、環境改善をしていくべきではないかとの質問に対し、今後、スクールソーシャルワーカー労働環境について、各市町や、公立・私立学校で雇用される場合も含め、実態把握に努めてまいりたいとの答弁がありました。 次に、県立高校への文理探究科の設置に関し、少子化等の影響もあり、現状の理数科においても定員割れとなっている高校が多い中、文理探究科を設置する目的は何か。また、定員の確保に向けたアピールをどのように行っていくのかとの質問に対し、高大接続改革に幅広く対応できる学科として、また、変化の激しい社会の中で、生きる力を身につけることができる学科として、県立高校5校に文理探究科を設置する。求められる能力が変わってくるこれからの時代に、なぜ探究的な学びが必要なのかを多くの中学生や保護者にしっかりと伝えて、志願者の確保に努めたいとの答弁がありました。 次に、福祉保健部関係所管事項について、手話言語条例の制定に向けた検討に関し、平成26年に県議会において、「手話言語法制定を求める意見書」を可決したところであり、その後、条例制定に向けて11回にわたり関係団体と意見交換を行っているとのことであるが、いまだ条例の制定には至っていない。このことについてどのように考えるのかとの質問に対し、県において、手話言語に対する理解の促進や、手話通訳者の養成等を行っているが、条例制定に向けて課題が山積している状況である。しかしながら、ろうあ者と健常者の相互理解は大変重要であり、条例制定は、共生社会の実現に資するものであることから、制定も含め前向きに検討したいとの答弁がありました。 次に、マスク着用のルールに関し、国において、夏場の熱中症の観点から、一定の条件のもとでのマスク着用について見解が示されたところであるが、それを受け、県としての考えはどうかとの質問に対し、基本的な対策として、引き続きマスクの着用は重要であると考える。ただし、屋外で会話がない場合など、着用の必要がない場面では、マスクを外していただくよう、県民の皆様へ周知を図るとともに、まずは県職員へ働きかけを行っていきたいとの答弁がありました。 次に、こども政策局関係所管事項について、保育士の処遇改善に関し、令和4年2月から9月まで、処遇改善が措置されていると認識しているが、10月以降の対応はどのようになるのかとの質問に対し、保育士については、令和4年2月から一律月額9,000円の処遇改善が行われている。これについて、9月までは交付金であるが、10月以降は保育所の運営費の算定基礎である公定価格に組み込まれる予定であるとの答弁がありました。 これに関連し、この処遇改善について、実際に現場が実感できているか、把握しているのかとの質問に対し、現段階で、詳しい現場の声は把握できていないが、今後、実態の把握に努めたいとの答弁がありました。 最後に、別途、本委員会から「少人数学級・教職員定数の改善について」及び「骨髄移植ドナーに対する支援の充実について」の意見書提出方の動議を提出しておりますので、併せてよろしくお願いいたします。 以上のほか、教育及び福祉・保健行政全般にわたり熱心な論議が交わされましたが、その詳細については、この際、省略させていただきます。 以上で、文教厚生委員会の報告といたします。 議員各位のご賛同をいただきますよう、お願いいたします。(拍手) ○議長(坂本智徳君) お諮りいたします。 本委員会と総務委員会に分割して付託いたしておりました第86号議案は、質疑・討論を省略し、直ちに採決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(坂本智徳君) ご異議なしと認めます。 よって、直ちに採決いたします。 本議案は、委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(坂本智徳君) ご異議なしと認めます。 よって、第86号議案は、原案のとおり可決されました。 次に、観光生活建設委員長の報告を求めます。 石本委員長-2番。 ◆観光生活建設委員長(石本政弘君) (拍手)〔登壇〕観光生活建設委員会の審査結果並びに経過の概要について、ご報告いたします。 今回、本委員会に付託されました案件は、第74号議案「長崎県県営空港条例の一部を改正する条例」ほか3件であります。 慎重に審査いたしました結果、議案につきましては、異議なく、原案のとおり、可決すべきものと決定されました。 以下、本委員会で論議のありました主な事項について、ご報告いたします。 まず、土木部関係所管事項について、公共工事等の発注状況に関し、各振興局管内において、事業の発注に当たって、Aランクの業者に偏っているという話を聞くところであり、Bランク以下の地元業者にバランスよく発注を行えないかと考えるが、現在の状況と県はどのような考え方を持っているのかとの質問に対し、近年、国土強靭化予算で予算規模が大きくなっているため、クラス別の発注状況でもAクラスが全体的に多い状況にある。しかしながら、県として地域の担い手として考えているのは、Aクラスだけでなく、Bクラス以下の業者でもあり、地域を下支えし、重要な役割を担っていただいていると考えている。 また、発注についても、Bクラス以下は地元業者を優先した発注を行っているとの答弁がありました。 これに対し、コロナ禍により地方の建設業はかなり厳しい状況であり、地元業者にバランスよく発注することによって、担い手不足の解消や土木技術の向上、地域の活性化にもつながるため、今後もバランスのある発注をお願いしたいとの意見がありました。 次に、文化観光国際部関係の所管事項について、新・ご当地グルメの取組に関し、新・ご当地グルメが4つの地域で誕生したとのことだが、今回初めての取り組みなのか、また、今後どのように展開していくのかとの質問に対し、県内各地に根づいたご当地グルメはあるが、今事業は、地元で協議会をつくり、専門のプロデューサーをお招きし、一過性のものではないご当地グルメを誕生させる今までに例がない取組であり、県としてもPRに積極的に努めてまいりたいとの答弁がありました。 これに関連し、ご当地グルメもまずは食材が大事である。本県は恵まれた環境の中、トラフグなどの水産物や肉用牛の知名度は高いが、それを活かせていないと感じるため、原点に返って食材の情報発信、併せて、水産県長崎のさらなるPRを行うべきと考えるが、県の見解はどうかとの質問に対し、農水産物や水産県長崎をしっかりとPRしていく必要があると考えており、今後も引き続き、「日本橋長崎館」やECサイトで販路拡大に取り組んでいくとともに、県産の魚を県産酒と組み合わせるなど新たな手法も取り入れながら、より一層のPRに努めてまいりたいとの答弁がありました。 次に、旅行割引キャンペーンに関し、今後、全国に展開されるキャンペーンなどのチャンスを十分に活用していただきたいと考えるが、どのように取り組んでいくつもりかとの質問に対し、本県の魅力をしっかりと情報発信し、引き続き、感染拡大防止と経済活動とを両立させながら、旅行需要の回復に向けて取り組んでまいりたいとの答弁がありました。 次に、交通局関係の所管事項について、長崎市内の路線バス再編に関し、本年4月の長崎自動車株式会社との共同経営によるダイヤ改正から3か月経過したが、東長崎、滑石地区において減便により、バス利用者から車内の混雑や座れなくなったなどの声が寄せられている。このような声に、交通局はどのように対応しているのかとの質問に対し、利用実態に沿った便数設定を行ったが、結果大きな減便となったものであり、現在、一つひとつの声にご理解いただけるよう説明を行っている。 今後も、バス利用者の利用実態の把握に努め、利便性の向上に努めてまいりたいとの答弁がありました。 次に、交通局の経営状況に関し、令和3年度は3億7,000万円の赤字が見込まれるものの、前年度から約2億円の赤字削減となるなど改善策による効果が出ており、評価したい。 一方で、燃油価格の高騰は、営業費用に影響があると思われるが、今後、早期に黒字化を目指すに当たって、どのように取り組むのかとの質問に対し、昨年度は、中期経営計画に沿って、人件費や各種経費の削減を行うとともに、リムジンバスの利用増加や貸切バスの受注の増加により、赤字縮減を行うことができた。 一刻も早い黒字化を目指すため、今後も社会情勢を注視し、共同経営による路線の効率化や投資の抑制、資産活用などに努め、経営の立て直しを図ってまいりたいとの答弁がありました。 最後に、別途、本委員会から、「国土強靭化のさらなる推進について」の意見書提出方の動議を提出しておりますので、併せてよろしくお願いいたします。 以上のほか、一、川口アパート建替事業について、一、国民文化祭、全国障害者芸術・文化祭について、一、長崎県動物の愛護及び管理に関する条例(仮称)についてなど、観光生活建設行政全般にわたり熱心な論議が交わされましたが、その詳細については、この際、省略させていただきます。 以上で、観光生活建設委員会の報告といたします。 議員各位のご賛同をいただきますよう、お願いいたします。(拍手) ○議長(坂本智徳君) お諮りいたします。 各議案は、質疑・討論を省略し、直ちに採決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(坂本智徳君) ご異議なしと認めます。 よって、直ちに採決いたします。 各議案は、委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(坂本智徳君) ご異議なしと認めます。 よって、議案は、それぞれ原案のとおり、可決されました。 次に、農水経済委員長の報告を求めます。 山下委員長-11番。 ◆農水経済委員長(山下博史君) (拍手)〔登壇〕農水経済委員会の審査の結果並びに経過の概要について、ご報告いたします。 本委員会に付託されました案件は、第80号議案「和解及び損害賠償の額の決定について」であります。 慎重に審査いたしました結果、議案につきましては、異議なく、原案のとおり、可決すべきものと決定されました。 以下、本委員会で論議がありました主な事項について、ご報告申し上げます。 まず、産業労働部関係の所管事項について、アフターコロナに向けた製造業の振興についてに関し、成長産業ネクストステージ投資補助事業においては、これまで約40億円を採択してきたが、今後の雇用拡大や発注増をどのように見込んでいるのかとの質問に対し、この補助金においては、これまで5回の募集を行い、合計194件、37億8,000万円を採択しており、コロナ禍にあっても雇用が減少しないよう「雇用維持計画」の策定や、県内企業への波及効果を高めるための「県内発注計画」の策定を求めている。 これらの事業計画をもとに、今後2年間で新規雇用325人が創出されるほか、今後10年間で約320億円の県内発注が見込まれることから、事業計画の進捗確認を含め、しっかりと進めてまいりたいとの答弁がありました。 これに関連し、佐世保重工業株式会社において、同補助事業の活用が発表されるなど、造船関連分野への継続的な支援が必要と考えるが、県の見解はどうかとの質問に対し、造船関連分野においては、県内企業が環境対応船分野へ進出する動きも出ており、それに対応できるようなサプライチェーンの構築が非常に重要となってきている。 県としては、6月補正予算において「グリーン対応型企業成長促進事業費」を計上しており、成長分野における企業間連携による事業拡大、サプライチェーンの構築などを支援することで、今後、需要が拡大する成長分野をしっかりと後押ししていきたいと考えているとの答弁がありました。 次に、水産部関係の所管事項について、漁業所得向上対策についてに関し、平成27年度以降、県や市町、系統団体で構成する「スマート漁業等推進会議」と、長崎県中小企業診断士協会に設置した「経営指導サポートセンター」が連携して、個別の経営計画策定指導や漁労機器の整備、先駆的な漁業技術の導入等を支援することで、収益性の高い優良経営体の育成を進めてきた結果、平成27年度から7年間で692経営体の経営計画を策定することができたとのことだが、実際の効果はどのように出ているのかとの質問に対し、これまで所得向上を目指し、692経営体の経営指導を行っており、令和元年度は経営計画を策定した漁業者のうち、6割の方の所得向上が図られ、令和2年度は、コロナ禍ではあるが、5割の方が所得向上に至ったところであるとの答弁がありました。 これに関連し、本県、漁業者の一人当たりの所得額の現状はどのようになっているのかとの質問に対し、国の制度である浜の活力再生プラン事業において、漁協、市町、県で連携して所得向上を目指しており、この事業に参加した漁業者の平均所得によれば、令和2年度で257万3,000円、前年比21%増加している。水産部としては、水産業振興基本計画に基づき、令和7年度の目標額272万9,000円を達成できるよう取り組んでまいりたいと考えているとの答弁がありました。 それに対し、漁業所得は前年度からすれば所得向上が図られているところだが、早期の目標達成に向けて、所得向上への取組に努めていただきたいとの意見がありました。 次に、農林部関係の所管事項について、水田を活用した水田農業についてに関し、米は全国的に余剰が発生していることから、飼料用米や麦、大豆などへの品目転換が進められているが、本県では、今後、水田農業の展開について、どのように進めていこうと考えているのかとの質問に対し、全国的には米の需要量に対して生産が上回っていることから、主食用米以外の品目への転換が図られているが、本県では生産が下回っており、県内の米卸業者からは「長崎県産米」を求める声が多い。 そのため、まずはよい米をしっかり生産し、そのうえで、麦、大豆などに加えて、収益性の高い野菜等の園芸品目の導入を進め、水田農業による所得の確保を図っていきたいとの答弁がありました。 これに関連し、水田農業における高収益化について、就農する後継者に対し強力に進めていくべきと考えるが、県としてはどのように取り組んでいくのかとの質問に対し、県としては、平成30年度から県内14地区をモデル地区として選定し、「人・農地・産地プラン」を策定のうえ、水田地帯への園芸品目の導入を進めている。若い方が就農したいと思うような快適で、もうかる農業を実現し、地域がにぎやかになる水田農業や地域のあり方を市町、農協と連携しながら推進したいとの答弁がありました。 以上のほか、農水経済行政全般にわたり熱心な論議が交わされましたが、その詳細については、この際、省略させていただきます。 以上で、農水経済委員会の報告といたします。 議員各位のご賛同をいただきますよう、お願いいたします。(拍手) ○議長(坂本智徳君) お諮りいたします。 第80号議案は、質疑・討論を省略し、直ちに採決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(坂本智徳君) ご異議なしと認めます。 よって、直ちに採決いたします。 本議案は、委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(坂本智徳君) ご異議なしと認めます。 よって、第80号議案は、原案のとおり、可決されました。 次に、予算決算委員長の報告を求めます。 松本委員長-27番。 ◆予算決算委員長(松本洋介君) (拍手)〔登壇〕予算決算委員会の審査の結果並びに経過の概要について、ご報告いたします。 本委員会に付託されました案件は、第69号議案「令和4年度長崎県一般会計補正予算(第3号)」ほか19件でございます。 慎重に審査いたしました結果、第69号議案については、起立採決の結果、原案のとおり、可決すべきものと決定されました。 その他の議案については、いずれも異議なく、原案のとおり、可決、承認すべきものと決定されました。 以下、本委員会で論議のありました主な事項について、ご報告いたします。 まず、6月17日に行いました総括質疑においては、本県の財政状況と財政運営について、産業労働行政について、農業、水産業の振興について、介護職員の支援について、出産・子育ての支援について、新型コロナウイルス感染症対策について、人口減少対策について、子どもの医療費助成についてなど、多岐にわたり、活発な論議が交わされました。 次に、総務分科会では、公共交通事業継続緊急支援費に関し、コロナ禍における公共交通事業者の事業継続、燃料費高騰に対する支援について、12億1,613万円が計上されているが、どのような割合で構成されているのか、また、単価はどのように設定しているのかとの質問に対し、各交通事業者への事業継続に当たって固定経費等の支援額が、約4割で5億2,000万円、燃料費高騰による負担額の増加に対する支援が、約6割で6億9,500万円となっている。 また、交通事業者ごとに、固定経費と感染防止対策の年間所要額を算定し、その4分の1を支援するとともに、燃料費高騰に係る燃料費の年間負担増加額を算定し、その2分の1を支援することとし、1台当たりの単価を設定しているとの答弁がありました。 次に、文教厚生分科会では、スクールカウンセラー及びスクールソーシャルワーカー活用事業費について、教育相談体制の一層の充実を図るため、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー及び教職員の3者合同の研修会を開催するための費用を計上しているが、具体的にどのような研修を実施するのかとの質問に対し、現在も、スクールカウンセラーとスクールソーシャルワーカーの研修は行っているが、改めて教職員を含めた3者の連携強化が重要であるとの認識から、今回計上したものである。 「チーム学校」としての連携のあり方等についてグループワークを通して議論を深めることで、不登校児童生徒やいじめへの対応のさらなる強化・充実を図っていきたいとの答弁がありました。 次に、観光生活建設分科会では、公共事業費の予算確保と繰越予算の縮減に関し、令和4年度の公共事業費の内示額は475億円で、例年どおりの予算確保ができているとのことだが、公共事業の役割は大きく、今後も予算を確保する必要があるが、県はどのように考えているのか。また、増加する繰越予算の縮減に向け、どのように取り組んでいくのかとの質問に対し、公共事業の目的は、工事発注による経済効果と、道路や防災対策等を完成させることで、交通の充実や安全安心等の効果を発現させることである。 本県は、いまだやるべきことが多く、その二つの効果を早く、そして長く発現させるためにも、来年度以降も継続的に予算の確保に努めたい。 また、積算業務の外部委託の拡大や、繰り越しになりそうな予算の他工区への流用など、これまでの取組を拡大・徹底することで、工事の迅速な執行や繰越予算の一層の縮減に努めていきたいとの答弁がありました。 次に、農水経済分科会では、長崎県事業復活支援給付金事業費に関し、当初の想定を超える多くの申請があったことから、今回、給付金の増額補正を行うとのことだが、申請が増加した要因をどのように分析しているのかとの質問に対し、物価高騰等の影響が、県内の幅広い事業者に及んでいることがうかがわれる。また、本給付金の申請要件となる「国の事業復活支援金」について、県独自で申請サポート窓口を県下7か所に設けるなど、事業者に対し、きめ細かに支援したことが考えられるとの答弁がありました。 これに関連し、物価高騰などは、多くの事業者へ影響が出ていることから、幅広に支援が行き届く施策を検討してほしいとの意見がありました。 以上のほか、補正予算に関し、熱心な論議が交わされましたが、その詳細については、この際、省略させていただきます。 以上で、予算決算委員会の報告といたします。 議員各位のご賛同をいただきますよう、お願いいたします。(拍手) ○議長(坂本智徳君) お諮りいたします。 各議案は、質疑・討論を省略し、直ちに採決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(坂本智徳君) ご異議なしと認めます。 よって、直ちに採決いたします。 まず、第69号議案「令和4年度長崎県一般会計補正予算(第3号)」について、採決いたします。 本議案は、委員長報告のとおり決することの賛否について、表決ボタンをお押し願います。 間もなく、表決を終了いたします。 これにて、表決を終了いたします。 賛成多数。 よって、第69号議案は、原案のとおり、可決されました。 次に、その他の議案について、一括して採決いたします。 各議案は、委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(坂本智徳君) ご異議なしと認めます。 よって、議案は、それぞれ原案のとおり、可決、承認されました。 次に、お手元に配付いたしております「動議件名一覧表」のとおり、各委員会から、政府・国会あて、意見書提出の動議が提出されておりますので、これを一括して議題といたします。 お諮りいたします。 各動議は、直ちに採決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(坂本智徳君) ご異議なしと認めます。 よって、直ちに採決いたします。 まず、総務委員会提出の「地方財政の充実・強化について」、採決いたします。 本動議は、可決することの賛否について、表決ボタンをお押し願います。 間もなく、表決を終了いたします。 これにて、表決を終了いたします。 賛成多数。 よって、本動議は、原案のとおり、可決されました。 次に、その他の動議について、一括して採決いたします。 各動議は、可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(坂本智徳君) ご異議なしと認めます。 よって、動議は、それぞれ可決されました。 次に、議会運営委員会より「2023年G7関係閣僚会合の長崎開催を求める決議案」が、お手元に配付いたしておりますとおり提出されておりますので、これを議題といたします。 お諮りいたします。 本動議は、直ちに採決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(坂本智徳君) ご異議なしと認めます。 よって、直ちに採決いたします。 本動議は、可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(坂本智徳君) ご異議なしと認めます。 よって、本動議は、可決されました。 次に、議員派遣の件を議題といたします。 お諮りいたします。 お手元に配付いたしております議員派遣第89号のとおり、議員を派遣することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(坂本智徳君) ご異議なしと認めます。 よって、そのとおり決定されました。 議長を交代いたします。 ○副議長(山口初實君) この際、ご報告いたします。 議長 坂本智徳議員から、本日付で、一身上の都合により、議長の職を辞職したい旨の辞職願が提出されましたので、ご報告いたします。 ただいま、ご報告いたしました辞職願を直ちに議題といたします。 本件につきましては、長崎県議会会議規則第88条第2項の規定により、許可を与えるかどうかについて、お諮りいたします。 坂本智徳議員の議長の辞職を許可することについて、賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○副議長(山口初實君) 起立多数。 よって、坂本智徳議員の議長の辞職は、許可することに決定されました。 この際、坂本智徳議員より、退任のご挨拶があります。 坂本智徳議員-44番。 ◆44番(坂本智徳君) 〔登壇〕退任に当たりまして、一言、ご挨拶を申し上げます。 私は、令和3年7月に、皆様方のご推挙をいただきまして、長崎県議会第67代議長として、県政の様々な課題、特に、長年の課題でありました九州新幹線西九州ルートの整備促進や、長引く新型コロナウイルス感染症対策に取り組んでまいりました。 そうありながらも、九州新幹線西九州ルートに関しましては、本県議会と佐賀県議会との連携が引き続き重要であり、新型コロナウイルス感染症につきましては、感染症拡大防止と影響を受けた観光関連産業や飲食業などの事業者の皆様の事業継続拡大に向けた支援に積極的に取り組んでいく必要があると存じます。 さらに、人口減少対策、離島・半島の振興、IRの整備など喫緊の課題も山積しており、今後、さらに県と県議会が力を合わせて、その解決に全力で取り組んでいかなければなりません。 本日、議長の職を辞することになりましたが、これまで円滑な議会運営ができましたのは、大石知事をはじめ、執行部の皆様、議員各位のご指導、ご協力と報道関係皆様のご理解のおかげでありまして、私も、一議員として、様々な県政の課題に微力ながら取り組んでまいる所存でありますので、これまで以上のご指導、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願いを申し上げます。 改めまして、ここに厚く御礼を申し上げまして、甚だ簡単ではございますが、退任に当たり、ご挨拶をさせていただきました。 本当に長い間、ありがとうございました。(拍手) ○副議長(山口初實君) これより、議長の選挙を行います。 議場を閉鎖いたします。 ただいまの出席議員は、45名であります。 お諮りいたします。 選挙立会人2名を、議長において指名いたしたいと思いますが、ご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(山口初實君) ご異議なしと認めます。 よって、赤木幸仁議員及び坂口慎一議員を指名いたします。 投票用紙を配付いたさせます。     〔投票用紙配付〕 ○副議長(山口初實君) 投票用紙の配付漏れはありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(山口初實君) 配付漏れ なしと認めます。 赤木幸仁議員及び坂口慎一議員の立ち会いをお願いいたします。     〔選挙立会人・立ち会い〕 ○副議長(山口初實君) 投票箱を改めます。     〔投票箱点検〕 ○副議長(山口初實君) 異状なしと認めます。 本選挙につきましては、地方自治法第118条第1項の規定に基づき、公職選挙法を準用いたします。 この際、念のため申し上げます。 投票は、単記無記名でありますので、投票用紙に、「被選挙人の氏名のみ」を記載のうえ、点呼に応じて、順次、ご投票を願います。 氏名を点呼いたさせます。 ◎議会事務局長(黒崎勇君) それでは、私の方から順番に名前を読み上げます。 宮本議員、石本議員、赤木議員、中村泰輔議員、饗庭議員、堤議員、清川議員、坂口議員、千住議員、下条議員、山下議員、北村議員、浦川議員、久保田議員、中村一三議員、宮島議員、麻生議員、川崎議員、山口経正議員、吉村議員、坂本 浩議員、深堀議員、大場議員、近藤議員、宅島議員、山本議員、松本議員、ごう議員、中島浩介議員、前田議員、堀江議員、溝口議員、中山議員、小林議員、山口初實議員、山田議員、西川議員、浅田議員、外間議員、徳永議員、中島廣義議員、瀬川議員、坂本智徳議員、田中議員、八江議員。 ○副議長(山口初實君) 投票漏れはありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(山口初實君) 投票漏れ なしと認めます。 投票を終了いたします。 これより、開票をいたします。 選挙の結果を報告いたします。 投票総数45票、うち有効投票45票、無効投票なしであります。 有効投票中、中島廣義議員44票。堀江ひとみ議員1票。 以上のとおりであります。 本選挙の法定得票数は、12票であります。 この結果、中島廣義議員が、議長に当選されました。(拍手) 議場の閉鎖を解きます。 この際、議長に当選されました中島廣義議員をご紹介いたします。 ○議長(中島廣義君) 〔登壇〕ただいま議員各位のご推挙をいただき、第68代長崎県議会議長の重責を担うことになりました中島廣義でございます。 議長就任に当たり、一言、ご挨拶を申し上げます。 まずもって、ご選任いただきました議員の皆様方に心から感謝を申し上げます。 このうえは、議員各位のご指導、ご鞭撻をいただきながら、公正かつ円滑な議会運営に取り組んでまいりたいと考えておりますので、ご協力の方、よろしくお願いをいたします。 はじめに、新型コロナウイルス感染症により、お亡くなりになられた方々並びにご遺族の皆様に、深く哀悼の意を表しますとともに、感染された方々に、心からお見舞いを申し上げます。 また、感染者の治療などに、ご尽力をされております医療従事者をはじめとする関係者の方々に、深く感謝を申し上げます。 県議会におきましても、引き続き、ワクチン接種などの感染症対策に力を注ぐとともに、度重なる感染拡大を受け、様々な分野において大きな経済的影響が生じておりますことから、ウイルスとの共生を前提とした社会経済活動の回復・拡大に全力で取り組んでまいりたいと考えております。 また、本県は、若者の転出超過による人口減少、九州新幹線西九州ルートの整備促進、特定複合観光施設(IR)区域整備の推進、離島及び過疎地域の振興、防災・減災対策など、多くの課題を抱えております。 これら山積する諸課題について、県民の県議会に対する願いは大きなものがあり、県議会の役割は、極めて重要であると考えております。 今後とも、皆様方のご協力をいただきながら、これらの課題解決に取り組み、微力ではございますが、県勢発展のために誠心誠意、努力してまいる所存でありますので、何とぞ、よろしくお願いを申し上げます。 最後になりましたが、大石知事をはじめ、理事者の皆様並びに報道関係各位のご協力とご理解を賜りますよう心からお願い申し上げまして、議長就任のご挨拶とさせていただきます。 誠にありがとうございました。(拍手) ○副議長(山口初實君) それでは、しばらく休憩いたします。     -午前11時23分 休憩------------------------------------     -午前11時45分 再開- ○議長(中島廣義君) 会議を再開いたします。 まず、常任委員会委員の選任の件を日程に追加し、議題といたします。 小職が議長に就任いたしましたことにより、長崎県議会委員会条例第1条第3項の規定により、小職が所属しておりました総務委員会及び予算決算委員会の両常任委員会の委員を外れますので、両常任委員会の後任委員として、それぞれ坂本智徳議員を選任することといたしたいと思いますが、ご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中島廣義君) ご異議なしと認めます。 よって、そのとおり選任することに決定されました。 議長を交代いたします。 ○副議長(山口初實君) 次に、観光・IR・新幹線対策特別委員会委員の辞任許可及び補充選任の件を日程に追加し、議題といたします。 お諮りいたします。 中島廣義議員から、一身上の都合により、観光・IR・新幹線対策特別委員会委員を辞任したい旨の申し出があっておりますが、これを許可することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(山口初實君) ご異議なしと認めます。 よって、そのとおり許可することに決定されました。 この際、観光・IR・新幹線対策特別委員会委員の補充選任を行います。 中島廣義議員の観光・IR・新幹線対策特別委員会委員の辞任が許可されましたので、その後任委員に坂本智徳議員を選任することといたしたいと思いますが、ご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(山口初實君) ご異議なしと認めます。 よって、そのとおり選任することに決定されました。 議長を交代いたします。 ○議長(中島廣義君) 次に、各委員会から議会閉会中の付託事件として、お手元の一覧表のとおり申し出があっておりますので、これを許可することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中島廣義君) ご異議なしと認めます。 よって、そのとおり決定されました。 以上をもちまして、本定例会に付議されました案件の審議は、終了いたしました。 この際、知事より、ご挨拶があります-知事。 ◎知事(大石賢吾君) 〔登壇〕6月定例県議会の閉会に当たり、一言、ご挨拶を申し上げます。 まず、はじめに、中島廣義新議長のご就任に対しまして、心からお慶びを申し上げますとともに、県勢発展のため格段のご指導、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。 今回、ご退任になられました坂本智徳前議長におかれましては、就任以来、九州新幹線西九州ルートの整備促進や特定複合観光施設(IR)区域整備の推進等の県政の重要施策について、県議会を代表され、ご貢献を賜るとともに、今般の新型コロナウイルス感染症対策や台風、集中豪雨により発生した災害の復旧についても、多大なるご尽力をいただきましたことに厚く御礼を申し上げます。 今後とも、ご健勝のうちに、引き続き、お力添えを賜りますようお願い申し上げます。 このたびの議会は、去る6月6日から本日までの26日間にわたり開かれましたが、議員の皆様方には、本会議及び委員会を通して、終始熱心にご審議いただくとともに、それぞれ適正なご決定を賜り、厚くお礼申し上げます。 また、新型コロナウイルス感染症への対応に際し、県議会におかれましては、議会運営等について格別のご高配を賜り、重ねて感謝申し上げます。 この際、議会中の主な動きについて、ご報告申し上げます。 新型コロナウイルス感染症対策。 新型コロナウイルス感染症については、5月中旬以降、新規感染者数、病床使用率ともに減少傾向で推移し、6月に入ってからも落ち着いた状態が継続していることから、有識者のご意見等もお伺いしたうえで、6月9日から、県内全域の感染段階をレベル1に引き下げることといたしました。 その際、県民の皆様に対し、会話時のマスク着用や3密の回避など、基本的な感染防止対策の徹底のほか、会食時の認証店利用やワクチン接種への協力等をお願いしたところであります。 併せて、今後、熱中症のリスクが高まる時期を迎えることから、マスク着用の基本的な考え方や子どものマスク着用の取扱いについて、改めて、お知らせをいたしました。 今後は、コロナとの共生を前提に、重症化リスクの高い高齢者等への対策の重点化や、基本的な感染防止対策を講じながら、社会経済活動の回復・拡大に努めてまいります。 九州新幹線西九州ルートの整備促進。 九州新幹線西九州ルートについては、去る6月10日、JR九州から、9月23日の開業に伴う西九州新幹線及び在来線特急列車の運行ダイヤが公表されました。 西九州新幹線の運行ダイヤについては、県内各駅への停車を配慮したうえで、長崎~博多間の所要時間が短縮され、朝の通勤通学時間帯の新大村駅新大村発~長崎駅の便も設定されるなど、利用者の利便性の向上につながるものであると考えております。 一方、佐世保線の特急運行ダイヤについては、現行の運行本数が維持され、佐世保~博多間の快速及び平均の所要時間が短縮されるなど、利便性が高まる部分があるものの、県が高速化工事を実施した佐世保~有田間において、所要時間が増加する便が見られるなど、全体として期待された効果が認められない点もありました。 そのため、県としましては、JR九州に対し、今回の運行ダイヤの考え方について説明を求めるとともに、改善策についても検討していただきたいと考えております。 長崎スタジアムシティプロジェクト。 去る6月26日、株式会社ジャパネットホールディングスを事業主として進められております、長崎スタジアムシティプロジェクトの起工式及び新プロジェクト発表イベントが執り行われました。今月から、本格的な建設工事に着工し、2年後の令和6年9月の開業を目指しているとお聞きしております。 県としては、事業者であるジャパネットホールディングス及び長崎市と連携し、新たな交流の拠点として、県民や来県される皆様に親しまれるまちづくりを推進し、新たな雇用の場の創出や、さらなる交流人口の拡大につなげてまいりたいと考えております。 スポーツの振興。 5月から6月にかけて開催された「第106回日本陸上競技選手権大会」において、本県出身の廣中璃梨佳選手が、女子1万メートルで二連覇となる優勝を果たすとともに、女子5,000メートルでは第2位となり、7月にアメリカで開催される「オレゴン2022世界陸上競技選手権大会」の日本代表に選出されました。 県民を代表して、心からお祝いを申し上げますとともに、大会でのご活躍を大いに期待しているところであります。 本県出身選手の活躍は、県民に大きな夢や希望、感動を与え、県内スポーツの活性化につながるものであることから、引き続き、競技団体等と連携しながら、競技力の向上に取り組んでまいりたいと考えております。 このほか、会期中、皆様からお寄せいただきました数々の貴重なご意見、ご提言などについては、今後の県政に積極的に反映させてまいりたいと存じます。 さて、日ごとに暑さが増すこの頃、皆様方には何かとご多用のことと存じます。どうかご健康には一段とご留意いただき、ますますご活躍されますことを心からお祈り申し上げます。 最後になりますが、報道関係の方々には、会期中、終始、県議会の広報についてご協力を賜り、ありがとうございました。 この機会にお礼を申し上げまして、閉会のご挨拶といたします。 ○議長(中島廣義君) これをもちまして、令和4年6月定例会を閉会いたします。 お疲れさまでした。     -午後零時0分 閉会-  議長       坂本智徳  議長       中島廣義  副議長      山口初實  署名議員     堀江ひとみ  署名議員     松本洋介-----------------------------------       (速記者)        (有)長崎速記センター...